久しぶりに外の空気を吸ってきました。
人ごみをさけ、かつ気分転換が十分図れるところと考えた末に行ったところは。
古書店です。
以前から気になっていたのですが、なかなか足が向かずに居て、手に入れることができなかった資料を探してみました。
「北大山岳部部報」です。最近連絡を取り合って互いにリンクを張った日高三股の管理人さんが、全巻所有していらっしゃっていることを彼のウェブページで知ってから、是非手にとって見てみたいと思うようになり、いよいよ昨日実現しました。
初期の頃のものは望み薄だと半ば諦めつつも探してみたら、ありました。第2号と第11号です。最新号が14号とのことですから、まずまずの成果でしょうか。独り、悦に入っております。12号から最新号までの3冊は比較的容易に手に入りそうですが、秀岳荘本店では品切れで北大生協でも品切れでした。
特に昭和初期の厳冬期の山行は、現在と大きく異なる装備や食料および現地登山口までの移動手段の確保の面からも並々ならぬ労力がかかったことを伺い知ることができます。山行報告ではその多大な労力を掛けた点は殊更に表現されては居ませんが、坦々と語られる状況からその大変さが容易に想像されます。勿論山の頂へ如何にして安全に到達しかつ帰着するかが彼らの最大の関心事であり、当時としての最善を尽くしているわけであって、行き帰りの表現はいたって飄々としているわけです。まだしばらくは退屈な日々を送らなければならぬ身としては、仮想登山を楽しむ良い資料が手に入りました。