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2005年9月3日、4日
愛別岳(標高2112.4m)・比布岳(標高2197m)

花の時期はピークを過ぎて、紅葉にはまだ早い。
テントを担いでのんびりと、気になっていた愛別岳へ行ってみる。天気予報は久々に、土日連続のお天気マークでした。

出だしは快調でしたが、赤岳山頂に近づくにつれ、ガスってきました。結構強い風も付いてきた。
花を見ながら暢気に登ってきたが、コリャちょいと急いで黒岳へ・・・。北海岳まで来てみると、愛別岳は今日のものにはなりそうも無い。
お鉢の中ではすこし風が弱く感じるが、治まる気配は無い。石室まで急いで歩ききり、早々にテントを張って、からだの中から温まろう。(お酒!)
小屋の管理人さんの話だと、気温は4℃とのこと。植生調査の4,5人の長期滞在組みと、単独行の二組が先にテントを張っていた。
その後夕方にかけて数組がやってきた。長くて寒い一夜となった。念のためザックに詰め込んできたダウンジャケットが役に立った。

天候:3日は曇り、ガス、風強し。
メンバー:boss 単独
コース(初日):銀泉台〜赤岳〜白雲分岐〜北海岳〜黒岳〜黒岳石室(テント泊)





今回のコース。カシミール3Dの画像に手書きでプロットしてみました。往路が初日赤色、二日目青色です。





銀泉台ヒュッテ食堂と駐車場。
よい天気。

南東、石狩方向でしょうか。


おなじみ、登山口。


マーガレット。

ウメバチソウ。


第一花園を望む。
紅葉はまだまだ。

コケモモの実。ぴっかぴか。

コモチミミコウモリ。


カラマツソウ。


エゾヒメクワガタ?。

チョットだけ色づく。


ウサギギク。

ダイセツトウウチソウ。


ミヤマキンポウゲ。


色づき始めています。


ナナカマドの実。


第二花園。
唯一の雪渓歩き。

エゾコザクラ。

第二花園。結構咲いています。


気の早いナナカマド。


雪渓がこんなに小さくなっています。


奥の平。


場所により色合いが微妙に異なります。
ウラシマツツジ。

コマクサ平。
ピンクのその姿はほとんど見えません。

クモイリンドウ。


盛りも終わりでしょうが、
待っていてくれたようです。

赤と緑のコントラスト。この色合いが
いずれ山全体へ広がるはずです。

コマクサ平から頂上方向。


南方向、トムラウシでしょうか。


第三雪渓。雪は見えません。

ミヤマリンドウ。
リシリかな。

エゾヒメクワガタ。


チングルマ。

頂上は見えますが。
風とガス。

ヒメイワタデ(紅葉)。


赤岳山頂。
風が強いので岩陰で雨具を着ます。
早々に北海経由黒岳石室を目指します。

白雲岳にガスがかかります。


北海岳。
お鉢から湧きあがる雲。

小泉岳登りから赤岳を振り返る。
左、凌雲。中央手前、赤岳。右奥、黒岳

白雲分岐。


北海岳へ歩き出してすぐ、白雲の頂上は雲の中。


烏帽子岳。
黒岳頂上は雲の中。

ウラシマツツジ。
色といい、艶といい・・・。

引いて見るとこんな感じです。


イワヒゲ。

クモマユキノシタ。


晴れそうにありません。
天気予報はハズレ。

雲も厚くなってきました。


雪渓は融けて、夏道です。
白雲岳の下。

タカネトウウチソウ。
(風に揺られてピンボケです)

眺望無し。
休まず先を急ぎます。

遠目にも。
紅葉が。

落石注意の看板を過ぎたあたり。


沢の中もガスってきました。


鮮やかな色に、思わず立ち止まります。

色よいところを選んでみました。


雪渓は残っていますが、道は出ています。

イワウメ。


イワヒゲ。


エゾノツガザクラ。


アオノツガザクラ。


飛び石で、小さな渡渉。


北海岳を振り返る。

黒岳。


二つ目の渡渉。丸太と岩を伝ってわたります。


まだ青々とした草原。


三つ目の渡渉。蛇籠を渡ります。


石室まえのテント場。
初めてのテン泊。

顔が真っ赤です。
酔ってるわけではありません。
つづく。
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結局、この日は愛別岳をあきらめて、早々とテントを張る。まだ夕飯には時間があるが、その時点で気温5℃。
ダウンジャケットを着込んで、使い捨てカイロを使ってみるが、夏用のシュラフでは何としても寒い。
結局持参したウィスキーも、夜半前には空になり、いよいよ寝るしかなくなった。明日は晴れてくれ!

二日目:黒岳石室〜北鎮分岐〜北鎮岳〜比布岳〜愛別岳〜来た道を戻る〜黒岳石室(テント撤収)〜銀泉台




朝起きると、晴れている。
テントをそのままに、愛別岳へ向かう。
黒岳の肩から朝日。

遠くに、北大雪の山。


今年初めて見る霜柱。1cmほどに成長していた。

北鎮岳の雪渓。こんなに小さくなっています。


北鎮分岐への登りで。
右、烏帽子岳。

ミヤマタネツケバナ。

北鎮分岐から旭岳。


黒岳。


北鎮岳頂上。
左奥が目指す愛別岳。

中央、比布岳。
左奥、永山岳。

北鎮岳頂上から、旭岳。


北鎮岳頂上から、黒岳。

北鎮岳頂上から、白雲岳。


北海岳。


北鎮岳から比布岳(正面)に向かって下る。

コルから旭岳。


コルから比布岳。


比布岳頂上。
中央は旭岳。

安足間岳。
裸のヤマ

分岐手前から見る愛別岳。


かなりの下りを降りていきます。

降りてきた方角を見ます。


こんな斜面です。


愛別岳最後ののぼり。


愛別岳頂上。
頂上で一服。登ってくる人が三人。

記念撮影。


沼の平が見えます。


こんな岩場です。


イワギキョウ。


満足して戻ります。


愛別岳への分岐。


ウラシマツツジ


アップで!


緑から赤へ。


北鎮岳の登り返しから。
黒岳。

北鎮の小さくなった雪渓ごしに凌雲岳。


色づき始めるナナカマド。


テントを撤収し、石室をあとにします。


風になびくチングルマ。


ミヤマリンドウ。


帰り道の北鎮岳。


凌雲岳。


今日はよく見えます。
北海岳から見る北鎮岳。

同じく、黒岳。


白雲岳。
少し雲が出てきました。

赤岳下り。よく見ると、雲に虹のような影が。
ブロッケン現象かな?。
初日の悪天候で、行動のほとんどが二日目に集中しましたが、寒さを除きおおむね良好な山行でした。満足。
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